2009年9月8日火曜日

オオスカシバ


書き忘れていましたが、先週うちのシンジュサンの終齢幼虫が無事マユを作りました。これでうちの蛾はみんなマユ入りです。

写真は土曜日の夕方に見つけたオオスカシバです。アベリアの蜜を吸っていました。当たり前だけど動きが速過ぎて携帯のカメラでは全然撮れないです。友達と一緒に歩いていたんですが、いつになくテンション上がりまくりの私を見て皆若干引いていました。

2009年9月4日金曜日

カリグラ



最近、アルベール・カミュの戯曲「カリギュラ」を読みました。いわずと知れた第三代ローマ皇帝のカリグラをモデルにした話です。ところで、うちに3つサナギ(というか繭)があるクスサン、学名をCaligula japonicaというそうです。カリグラ・ジャポニカ。Caligulaっていうのは、ヤママユガ科がさらに枝分かれしたヤママユガ亜科(Saturniinae)がさらに枝分かれしたSaturniiniのさらに枝分かれしたSaturniaの仲間、なんだそうです。

Saturniidae (ヤママユガ科) > Saturniinae (ヤママユガ亜科) > Saturniini > Saturnia > Caligula

このCaligulaの仲間は世界に10種類くらいいるそうで、ヒメヤママユもその中に入っているみたいです。

だけど、なんで「カリグラ」なんて名前をつけたんでしょうか。幼虫が暴君みたいに葉っぱを食い荒らすから?それともでかいから?幼虫が怖いから?(クスサンの幼虫は長い毛がいっぱい生えているので白髪太郎と呼ばれてます)

これは私の推測なんですが、「カリグラ」っていうのはもともと古代ローマの軍靴「カリガ」のことで、これが皇帝のあだ名のもとだそうです(本名はガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス)。この「カリガ」、クスサンとかヒメヤママユがつくるスケスケの繭(通称:透かし俵)に見た感じがなんとなく似てませんか?多分そんなところからこの学名がついたんじゃないかと思います。

2009年9月1日火曜日

シンジュサンの飼育


昨日、「今度はスズメガを飼いたい」と書いたのですが、今うちではクスサン3頭とシンジュサン2頭を飼育中です。飼育中っていってもシンジュサン一頭を除けばみんな蛹になっちゃってますが。なぜかヤママユガ科ばっかなのです。
私は本当なら自然のものは自然のまま放っておく主義なので、飼育するのはポリシーではないのですが、私が蛾好きだと知る知り合いがプレゼントしてくれるので、ありがた迷惑半分うれしさ半分でもらってしまったのが今飼育中の蛾たちです。クスサンは岐阜県の山奥の知り合いが、シンジュサンは四国へ旅行した知り合いがお土産にくれました。クスサンは3頭とも蛹(というか繭)の状態でもらったので楽だったのですが、シンジュサンは1頭がまだ幼虫で食べ盛りだったので餌が必要です。今日も仕事帰りに楠(クスノキ)を探し回って枝を一本もらってきました。枝一本でもワッサワッサ持って帰ると目立ちます(自転車とバスに乗るし)。鱗翅目好きは昔から変人扱いされるということですが、こういうところが周りから見たら変なんだよなーと実感しました。

幼虫は現在、持って帰ったばかりの楠の葉っぱをおいしそうにカリカリ食べております。